私は昔からつま先がとがったヒールの靴が大好きで、今では外反母趾です💦
外反母趾を改善すべく足指の運動を取り入れていましたが、
着物や茶道をはじめて足袋を履くようになり、
「足袋は外反母趾にいいらしい」という話を聞くようになりました。
ほんとかな?
さて今回、足袋専門店『ゑびす足袋本舗』さんにお話を聞いてみました✨
足関節について
足関節とは
足関節には片足26個、種子骨を入れると28個の骨からなり、
筋肉と強靭な靭帯によって強固な関節を形成し、人間の全体重を支えています。
後ろから見ると踵の骨(踵骨)はまっすぐになっています。


人間の骨は全部で206個。両足の骨の数は56個。
全体の4分の1の骨が足にあるのです❗️
足関節の役割
足関節は骨、筋肉、靭帯によって3つの足底アーチが作られ、3つの働きがあります。
① 歩いたり、走ったり、飛んだりするときに衝撃を和らげてくれるクッションの働き
② 推進力を高めてくれる働き
③ バランスを保つ働き
足底アーチとは
足底アーチは骨、筋肉、靭帯によって形成され、
内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つがあります。



最も有名なのは内側縦アーチの「土踏まず」です。

足底アーチが崩れると足部にいろいろな影響を与えますが、
それ以外にもクッション機能が低下して、膝や腰へ影響を及ぼし痛みの原因になります。
足の状態は重要ですね☝️
では足底アーチが崩れるとどんな症状がみられるのか確認してみましょう。
内側縦アーチ(土踏まず)の崩れ:扁平足
内側縦アーチ(土踏まず)が崩れると足裏全体が床に接地している状態となります。
これを『扁平足』と言います。

ほとんどの場合は無症状ですが、痛みが出現する人もいます。
足底アーチがなくなることで地面からの衝撃を和らげる機能が低下するため、
足が疲れやすくなり、膝や腰への負担が強くなります。
またこの状態が続くと外反母趾が誘発されやすくなります。
アーチが崩れると・・・
踵の骨が内側に倒れて扁平足になる
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膝が内側に入る
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X脚となり、足全体のアライメントが悪くなる
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骨盤が前傾する(骨盤の前への傾斜が強くなる)
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腰も前弯が強くなる(後ろへの反りが強くなる)
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膝痛、慢性腰痛の原因になる
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のちのち外反母趾になる可能性が高い


足の状況が膝や腰に影響が出ますね⚠️
外側縦アーチの崩れ
外側縦アーチは外側に大きくバランスを崩しそうになる時に
それ以上外側にバランスを崩さないように制限してくれる働きがあります。
そのアーチが崩れると・・・
外側に動揺しやすく、バランスが悪くなる
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足の外側に体重がかかり負担が大きくなる
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踵の骨が外側に倒れる
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下腿(膝下)も外側に倒れる
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O脚の原因になる


横アーチの崩れ:開帳足
横アーチが崩れると開帳足になり、足の幅が広くなり、足の甲の高さが低くなります。

アーチがなくなることで指が浮きやすくなり(浮き足)、
足の指がうまく使えないため蹴り出しが難しくなり、ぺたぺた歩きになります。
開帳足の状態が続くと足の裏にタコや魚の目ができたり、陥入爪などになったり、
外反母趾になりやすくなります。
わたしも開張足で、タコと魚の目が・・・
また、バランスを取るために足全体に力が入ってしまうため、下半身太りの原因に。
わたしの下半身太りはこれが原因かも⁉️
外反母趾とは
足の親指が人差し指の方に曲がり、「く」の字になった状態のことをいいます。

親指の付け根が飛び出るため、その部分の骨が靴にあたり痛みが生じることがあります。

特にヒールの高いパンプスを履くと足は前に滑り圧迫が強くなり、
痛みが強くなる傾向にあります。

悪化してくると何もしていないくても痛みが生じ、
さらに変形が強くなり親指が人差し指の下に入り込んでしまいます。
外反母趾は放っておくと悪化するばかりです💦
外反母趾は女性が8割と多いですが、最近は男性も増えているようです。
外反母趾の診断基準
外反母趾には診断基準があります。
第1中足骨と親指の角度、外反母趾角を測定し、その角度によって程度を把握します。

病院などではゴニオメーター(関節の角度を測る角度測定器)を使いますが、
自宅では2つの定規を当てて、分度器で図るのもよいでしょう☝️
ゴニオメーターはこういうものです⏬
大きい関節には大きいゴニオメーターを使いますが、
小さい関節にはプラスチックの小さいゴニオメーターを使います。
正常値:9〜15度
軽度の外反母趾:16〜20度
中等度の外反母趾:20〜40度
重度の外反母趾:40度以上
ちなみに私の外反母趾角は「30度」💦
中等度の外反母趾ですね💦
足底アーチ低下の原因⚠️
先天性
人は生まれた時はみな「扁平足」です。
立つようになって抗重力姿勢になったり、
体重が増えることで徐々に足底アーチが形成されますが、
時にアーチが形成されないケースがあります。
合わない窮屈な靴を長時間履いている
窮屈な靴を長時間履くことで圧迫され変形を促してしまいます。
また足の指を動かす機会が少なくなるため足の筋力低下につながります。

靭帯の損傷、ゆるみ
足底アーチを形成する一つである靭帯。
靭帯にはコラーゲン(強靭性)とエラスチン(弾力性)が含まれています。
コラーゲンとエラスチンは20代後半にピークを迎え、徐々に低下し弾力性が低下します。
靭帯のゆるみや弾力性が低下することで足底アーチが崩れます。
お肌も靭帯も同じですね☝️
筋力低下
足底アーチを形成する一つである筋肉。
運動不足により筋力低下が生じて足の骨を固定することができなくなると
足底アーチは徐々に崩れていきます。
そして靭帯は一度弾力を失ってしまうと元に戻らないため、
筋力をつけることが一番重要になります。
リウマチなどの病気
関節や骨の破壊などにより変形が生じる可能性があります。
足底アーチを改善するためには
自分の足にあった靴を履く
それでもかわいい靴やおしゃれな靴を履きたいですよね❣️
そのために足のケアを行いましょう✨
足趾のストレッチ、筋トレを行う
インソールを使う
足のアーチを支えるインソールを使うこともおすすめです。
いろいろ種類がありますので、お試しください。
テーピングを使う
輪になっているものもあるようですね👀効果はわかりませんが、使いやすいですね。
テーピングを自分で巻くとなるとハードルが高くなりますね💦
装具を使う
悪化してくるともっと固定力のある装具が必要になります。
ゑびす足袋本舗の足袋はなぜ足に良いのか?
普通の足袋と何が違うのですか?
足袋は普通、平面裁断という方法で作られていますが、当社は立体裁断で足袋を作っています。
どう違うのですか?
足袋を見てみましょう。



ヨーロッパの靴はたいてい立体裁断で作られているため、長い時間履いていても疲れにくくなっているんですよ。
そこで当社の足袋も立体裁断で作っています。足袋を履くと土踏まずが上がるようになっているため、履いただけで土踏まずが持ち上がりサポートするようになっています。
長い時間履いていても疲れないですよ☝️
昔はヨーロッパのブーツを履いていましたが、すごく履きやすくて疲れなかったのはそういう理由だったんですね❣️日本のものを履き始めてから足が痛くなったような・・・
話を聞いていて思いましたが、コルセットのようなものですね❣️
はい❗️海外ではフットコルセットと呼ばれています。
ただ普段から足袋を履くのはなかなかハードルが高いですよね💦
そうですよね。それで「こたび」という商品を作りました。
土踏まずまでのものなので足袋より固定力は弱くなりますが、何もしていないよりいいですね。靴下の下に履くこともできるので普段使いにおすすめです。
サンダルにも使えますよ!
なるほど!インソールの代わりになりますね😊
普段の生活で毎日履くなら『こたび』がおすすめ✨
ゑびす足袋
着物を着る時には断然おすすめです✨
4枚コハゼと5枚コハゼがあります☝️
足首がしっかり固定されるため、5枚コハゼがおすすめのようです💕

⛄️冬はこれがあったかそう💕
*サイズの測り方があるのでご確認ください☝️
こたび
普段使いには『こたび』がおすすめです✨
固定力を高めたい場合は無地を、
可愛さ重視なら柄のこたびを選ぶと良いようです😊



*サイズの測り方があるのでご確認ください☝️
足袋・こたび+足のストレッチ・筋トレがおすすめ✨
良い足袋は足底アーチを改善する方法になりますが、
窮屈な足袋や長時間履くことで指の動きが少なくなります。
そのため、ストレッチや筋トレを取り入れるといいと思います💕
体の健康は足元から🦶
目指せ❣️足美人❣️
ぜひ自分の足の声を聞き、大切にしてあげてください💕
長くなりましたが、最後までご覧いただきましてありがとうございます✨

